実働4.5時間

がんばって朝から働きに行ったけど、暇だったから昼過ぎに打ち切らせてもらいました。あの店、そのうちつぶれるかもしれません。つぶれてくれたら自分でやめなくてすむし、それはそれでラクかもしれないけど…。

バイトで面白いこともなかったですが、ひさしぶりにお客さんのおっちゃんに『おいしかったよ』と言われてかなり浮かれました。バイトがやってるわけだし、もともと味なんてそんな失敗することはないんだけど、焼き肉もの(グリドル系と言いますが)で自分でも焼き加減絶妙!っていう自信作だっただけに誠意が伝わったって気がして。労働の喜びっていうか。教え子が受験に成功するような大きな出来事がないこの職種には数少ない小さな喜びなんです。かわりに教え子がひどい点数取ってくることもないけど。

バイトついでに小さな怒りの話ですが、『紅しょうが』ってあるじゃないですか。薬味。あくまで薬味。牛にはあうけど豚にはあんまりあわないらしいのだけど、客の中にはこれが大好きな人がたまにいて。…うちの堀君みたいに。で、この類の人間って紅しょうが丼を作るんすよ。一面真っ赤のどんぶりを。完成したらツレの人に『俺、紅しょうがめっちゃ好きやねん』みたいに自己主張するんです。7割がた。紅しょうが好きというステータスが店の中以外でいつ表に出るかは知りませんが、サービスで置いてるとはいえ補充しなきゃいけないこっちの身にもなって欲しいのにな。