書き続け

年寄りの戯言のようだが、『昔はあんなにできたのに』と過去の自分と比較して、衰えたと感じることがある。
ものを書くのもそのひとつだ。

14年も前には毎週のようにそれなりの文章を書き、手前味噌ながら、自分らしい、それなりに読めるものを書いていたように思う。
その頃は、特に下書きや書き溜めをするわけでもなく、そのとき思いついたネタで思いのままに書いていた。
論じているというレベルではないものの、自分の中では書き終えた、という感覚に至れていたわけだが、最近は書ける気がしない。ましてや誰かが読むかもしれないものだ。

それでも書こうと思ったのは、続けることでしか身につかない、続けないと廃れていくものだと再認識したからで。
昔取った杵柄、というか、過去に身についたものはそう簡単には離れない、久しぶりにやっても体が覚えているというが、それは『意外とやれるものだ』というくらいで全盛期のそれではないだろうし、プロの仕事でもない。
プロのブロガーでもないので、大したクオリティはいらないにしても、それなりのものをとにかく完成させることが大事、とこれに限らず周囲のことでも実感したので、ありがちな年始の豊富だが、継続は力なり、を実践したいと思った次第である。