周りの社会人は次々と愛車を保有し始める中、僕自身は車持ちではないものの、いずれ買うならこれ、という車種がSUBARUのIMPREZA。
家系の影響もあるだろうけれど、10年くらい前のLEGACYのエンジンの音が身に染み付いたのと、国内の車メーカーを比較しても大しておしゃれな車も売らず（最近は軽の車種が増えているが）、独自の技術を糧にストイックにやっていこうとするあたりもなんだか不器用で好感触だった。
そんな今日、幕張メッセではモーターショーをやっているけれど、それに合わせるように新型IMPREZAのSTI仕様が発売に。実際はモーターショーに合わせたわけではないだろうけど。
今年新しくなったIMPREZAはハッチバック仕様で、どちらかと言うとプジョーとかフォード、シトロエンみたいな欧州の車に近いコンパクトカー（３ナンバーだけど）のイメージで、だいぶ趣も変わったなぁ、なんて思っていた。
前まではスポーツワゴンとセダンの二種類を出してて、最上級のスポーツモデルであるSTI仕様はセダンのみで、かつノーマルのに比べるとウィングとかついててだいぶ自己主張の強い外装になってた。
それを考えると、今年に入ってSTI仕様もなく、こざっぱりとしたNew IMPREZAは妻夫木くんのＣＭも手伝って『普通の車』を目指してる感じがして。
むしろ、これならプジョーとかの方がいいかもと思ってしまうくらいに。
ところが、ワールドラリー仕様のモデルが発表されたり、STI仕様が発売になったりすると、『こだわりは捨てません』みたいなものを感じて、いまいちかもと思っていたノーマル仕様もなんだかすごくいい車なんじゃないかと思えてくる。
どうやら、会社のイメージというのはそのまま製品のイメージに重なっていくようだ。
これで真っ最中のラリージャパンでも勝てたら、だいぶ売り上げに貢献するんじゃないだろうか。
やっぱり、レースで勝ってるっていうのはブランドイメージをだいぶよくすると思うし、F1と違ってベースの車は一緒だから別次元の話とまでは思わないから、製品へのイメージも投射しやすいんじゃないかと。もちろん、中身やドライバーの技量は別次元だけど。
というわけで、おそらくSTIの発売は相乗効果を狙ったラリージャパンに合わせた戦略なんだろう。
でも、偉そうなこと言う前に、まずは中古だろうと車を持てるくらいの状況にならないとなぁ…。
