映画を見に行きました

D70のレンズを修理に出して以来、あんまり写真を撮れてません。ixyは元気なんだけど、『撮るぞ!』っていう勢いがないとその気になれないみたいで。

そんなわけで、今日はバイトあがりで新京極を歩いてたらmovixの南側に新館がオープンしてたので、記念に映画を見てきました。別に見たいものがあっていったわけじゃなかったけど、時間的に丁度いいのが空席多だったもんだから。

で、見たのは『Hide and Seek』。CMで流れてたのを見たホラー映画です。結末がすごいとか、そんな売り文句だったはず。実は封切二日目だったのね。それにしては人が少なかったけど。

今見たら『超感動スリラー』だそうです。悪いけどちょっと違うと思う。

感想としては、まぁ、こんなもんか。というところ。¥1500払って、¥1000くらいの満足感かなぁ。『真夜中の弥次さん喜多さん』のほうがよかったかも。

内訳は売り文句のクライマックスに¥100の、筋の通り方に¥100の、エミリーに¥800で。もう一回見たいとは思わないし、レンタルもしません。素人ながらに意見すると、ボリュームがなくてもう少し肉付けがあってもよかったのかなぁ、と。でもそうしたらエミリーのよさがなくなっていきそうな気も。ホラーならあのくらいでいいのかもしれないし。

とにかく、エミリー役の娘が雰囲気出しててよかったです。ロリコンとかそういうのじゃなくて。そこにいるだけで怖くなってしまいそうなのと、二面性が見れたのとか。ロバート・デ・ニーロもいい感じのお父さんではあったし。興味があったら行ってみたらいいかと。

以下、内容のこと。見るつもりの人はいちおうやめといてください。

とりあえずオチがシックスセンス以上でもそれ以下でもなくて。それでもそこに行くまでは話をうまく運んでて、なのにオチの後はいわゆるB級感たっぷり。

前述の話の筋、ですが基本的に筋は通ってません。ただ、『父が自分ひとりで娘を何とかしてやろう』っていう父親ならありそうな気持ちを念頭に置くとちょっと納得してしまいました。ちゃんと見るとただの思い過ごしだったけど。

僕は『シャイニング』とか狂気ものって役者さんのうまさが出てそうで、結構好きなんだけど、ホラーのオチとしては心霊現象と人間と宇宙人ならどれが受け入れやすいんだろ?

なんかでスティーブン・キング原作の映画を見て、オチが宇宙人だったときはがっかりしてしまったんだけど、かといって人間が黒幕でそれを倒して終わりってのもどうも。同様に悪霊やら怪物を退治して終わりってのもなぁ。すっきりはするけど、個人的には求めてなくて。そういう意味では『呪怨』みたく後味が悪いのもそれはそれでよかったと思います。

ラブストーリーなら多少強引でもすっきり終わってくれていいんだけど、ホラーとかサスペンスって最後のほうで無理やり終わらせてる印象を受けるのが結構多くて。続編作れってわけじゃないけど、話の筋を保つほうが見てるほうは楽しめると思うんだけどな。ま、そんな偉そうなことは映画を撮ったことがないから言えるんだろうけど。