映画を見た

映画を見ました。『TARNATION』。

見る前からある程度分かってたけど、後味もよくない映画でした。低予算だからということもあるんだろうけど、なんか感覚が合わない。

人を不安にさせる要素とかはすごくよく分かってるんだろうな、とかは思ったけど、わざわざ映画にするべきものでもないし、『あれで映画といえるのかなぁ』とか結構きつい感想しか出てきません。みたときの精神状態も手伝ってるのかもしれないけれど。おかげでごはん食べるはずの500円でタバコ買って、どうしようもなくなりました。それは自分のせいだけど。

いわゆるサイケな感じというやつなんだろうけど、ゲイとかサイコとか異質な世界の入り口にするにはキャッチーさがなく。そもそもなんでリチウムなんか飲んでるかなんて普通の人は知らないんじゃないかと思います。電気療法に関しても完全に否定の立場みたいだったし。映像じゃなくて文章で話を追わせるあたりとか、ほんとにめんどくさくなりました。

心があったかくなったり、感動したりとかはないし、かと言って見終わって何の考えも残らないわけでもない。不安を感じて精神的にちょっとスれてみたい人とかにはおすすめですかね。おそらくかなりのマイノリティだろうけど。