ふと話に出てきたのだけど、『ジョゼと虎と魚たち』がよかったです。
過去の記事にあるように、池脇千鶴にはある程度の思い入れがあります。女優さんとしてもいいと思うし、声優やるくらいだから声もきれいだと思う。
だけど『ジョゼ』の中ではずっと低い声で話すし、愛想のない女の子を演じてる。それでもやっぱり魅力があった。普通に体張ってるし。
それでも、っていうかあのキャラは今だったらむしろ受けるキャラなのかも。いつも意地張ってるのにたまにしおらしい。誤解覚悟でツンデレってやつか。
まぁそんなジョゼのキャラもいいんだけど、加えて妻夫木聡の作品をおそらく初めて見て、なんか好感持てました。
見方によってはずるいだけなのかもしれないけど、なんか分かるっていうか。久しぶりに映画見て共感できた気がする。そんな雰囲気出せた彼は名演だったのかなって。
あとは関西弁抜きでも、台詞がいい。人に言いたくなるような名言じゃなくて、含みをもった言い回しというのかな。
そんな感じで『ジョゼ』に関してはよかったんだけど、この前見た『きょうのできごと』はあんまり。
同じようなキャストだなぁ、と思いながら見てたんだけど、自分は分かりやすいストーリーがないと楽しめないタイプらしくて、見終わって『やっと終わったぁ』みたいな。日が替わるころに見始めたのもいけなかったんだろうけど。
何がいけないってこともないはずなんだけど、見終わって心に残るようなものが浮かばなかった。…やっぱり見たときのコンディションが悪かったのかな。
