100円ショップってここ数年でずいぶんと普及したと思う。
一昔前は目新しさを感じるくらいだったのに、今じゃコンビニに匹敵するほど手軽に見つけられる。300円ショップとかもできて、幅も出てきた。
ただ、ここ最近で、100円じゃないじゃんっていう状態ができてきた。
別に105円だから100円ショップじゃないなんて言うわけじゃないけど、100円ショップに300円、500円のもの置くのはどうだろう。
別にどう思おうとそれは部外者だからで、経営する側からすれば、ある程度安定してきたら新しい分野に取り組んでいく必要があるし、売れると分かっても100円では作れないものもあるだろうし、500円のものだって値段設定としてはかなり安めになるのだとは思う。
経済のことはよくわからないけど、物価は少しずつ上がっていくのが普通の経済社会のあり方だと聞いたことがある。だとすれば、缶ジュースが120円になるのもうまい棒が短くなるのも自然の流れだったんだろうと納得はできる。
だけど、その流れに乗っていけば100円で売れるものもどんどん限られていくことになる。それでも100円のものだけを売るんだ、っていうのは難しいだろうから、いずれは値上げしていくことになるんだろう。
100円の看板を外さない限り、いずれは100円ショップのくせに100円のものは売っていない、っていう時代がくるんだろうか。
100円ショップがなくなっていくのもイヤだけど、
『100円ショップってなんで100円ショップっていうんだろう？』
って自己矛盾を抱えた存在にもなってほしくないなぁ。
