自然派

うちの冷蔵庫はもう6年になる。冷蔵庫の寿命が何年なのかはあんまり知らないけど、まだ働ける歳だとは思う。

以前、彼の働きっぷりを確かめてやろうと100円ショップで温度計を買ってきた。だいたい4度くらいをキープしていてくれた。

夏になると、どうも飲み物がぬるいので、温度を見てみると20度近い。さらに外から触ってみると、外側は尋常じゃないほど熱い。

 また、雑煮用に買った大根は3日経ったら凍っていたりと適温で保存という点から見ると不具合が多い。

もともとナチュラリストなところがあって、冬は寒く、夏は暑くを実践していたため、今さらどうしようもないのだけど、やっぱり軽くストレスにはなっていた。いまいち自炊する気が起こらないのも、彼のせいしたくなる。

それでも、夏場には特に音がうるさかったりして、がんばってる雰囲気を醸し出す。冷えていないという現実はあるものの、そんなにがんばろうとするんなら、捨てるわけにもいかなくなる。

人間味があると使いにくくても変な愛着が沸いてきてしまうようで。誰かの欠点もその人の持ち味と思って、いつも愛着に変えられるといいんだけど。

 

 

冬は乗り切れそうだけど、来夏はだいじょぶかなぁ…。