マリー

土曜日にひさしぶりに映画を見てきました。いつものようにひとりで。

マリー・アントワネット』を見ましたが、やっぱりソフィア・コッポラなんだなぁ、という感想でした。彼女の作品がそこまで好き、というほどでもないけど、なんとなく二作は見ています。

『Virgin Suicide』でもなんとなく四人姉妹が印象的だなぁ…って思ってたらそのまま終わってしまったし、『Lost in Transration』は飲みながら見たから、やっぱりヤマがどこなのか分からないままなんとなく終わってしまいました。それが手法なんだと思うけれど、今回も好き嫌いが分かれるのも分かる気がする。

内容は有名なマリー・アントワネットの話だし、結局映像美で見せるみたいのところもあって、内容も薄いから内容をいくら書いても問題はないと思うのでちょっと。

中世の舞台でも現代と同じような感覚で描いているところが一番特徴的でした。ベルサイユではすぐに人の噂話が広まったり、徹夜して宴会した後に朝日を見に行ってみたり、その飲みの後片付けをしていたり。その辺の学生でもやってそうなことを当時の貴族たちにやらせてみせてるわけです。それでも流れの中だから不自然な感じはほとんどなく。

あとは『パンがなければ…』の台詞。やっぱり出てくるんだけど、それもいたって普通の感覚で表現していて、自分がちょっと歴史に踊らされてたのかも、と思えてきました。

 

基本的にオススメするほどではないけど、マリー好きにはぜひ推薦しますね。