おせっかいやき

不意に石垣島環境保全の話を聞きました。ボランティアで本土からわざわざ石垣島に行って、珊瑚礁なんかの保護をするということらしい。

一見、環境保護の流れを受けたいい試みだとも捕らえられるけど、はたして島の住民はどうか、というと、どうもあまり評価してはいないらしい。

島からすれば観光資源である環境を保っていくことは当然必要だと思っているだろうが、実際にわざわざ本土から環境保護活動をしに来てほしいか、というと、それよりも観光自体を活性化していくために空港の滑走路を延長するとかのほうがよっぽどありがたい、という。

それによって雇用が確保されるし、ジャンボ機が入れるようになれば、環境産業がもっと発展していくだろうから。

これは生活している人からすれば当然の感覚だと思う。目先の問題をしっかり片付けなくては生活自体が危ういかもしれないのに、グローバルな問題を片付けていられる余裕はなかなかないだろうし。

ただ、だからと言って環境保護をやめて滑走路を作るべきだとは思えない。島の人でないと分からないニーズもあるけど、逆に島の人だから分からないこともあると思うから。

じゃあ、それが環境問題かというとそれは分からないし、活動が住民の負担になってしまう、とか、わざわざ本土から来る前に、地元に解決すべき問題はないのか?、なんてこともあるけど、おせっかいをやける余裕のある人の行為はそれとして尊重すべき価値があると思います。

 

非常に分かりにくくなったけれど、事件は会議室では起きてないけど、じゃあ会議室は何のためにあるのか?みたいな話です。