それでも扇風機を

気付けば八月も終わろうとしている。
この26にもなって夏休みがどうのこうのということもないし、大学生だって9月いっぱいは休みだったのだけど、やっぱり8月が終わるのは大きな節目を迎えた気になる。
昼間に出歩いていることに後ろめたさを感じてしまいそうだし。

連日の猛暑で、40℃を超えるところもあるらしいですが、いちおう夏生まれ(6月)としては扇風機が動く限りは暑さ歓迎できる。
ただ、人様より汗をかくので、社会的な理由からあまり思い切って汗だくになるのにも考えものではある。
汗が滴ると新聞を読むのも難しくなってしまうし、何よりも寝汗の海で目覚めるのは快適な一日の始まりにはふさわしくない。
実利をとる意味でもどうしてもクーラーのお世話にならざるを得ない。

しかし、炎天下から店に入ったときのクーラーの涼しさは、夏の風物詩とも言えるのだけれど、自分の部屋のクーラーをつけるのはどうも抵抗がある。いわゆる負けた気分になってしまう。
自分ひとりのために部屋全体を冷やすというのがどうももったいないし、『このくらいの暑さにも耐えられないのか』みたいな叱責の声も感じてしまうし。
扇風機に当たり続けると乾燥してしまうとか欠点もあるにせよ、クーラーは消費電力の王様であるイメージは覆らず、未だにクーラーの電源を入れるのには躊躇する。

そこで、自分を納得させるためにも消費電力を比較してみた。
うちの場合は扇風機が41Wで、クーラーが850W。この時点では25倍の違いがある。
仮に扇風機を24時間付けっぱなしにしたとすると、21.6円になるそうだ。
これだとクーラーを一時間半もつけたら超えてしまう。
省エネおたくみたいだけど、クーラーをつけっぱなしで6時間睡眠に就いた場合、一晩で112円にもなってしまう。
…やっぱり扇風機に依存する方がいい気がするなぁ。

実はもっと電気代がかかるものかとも思っていたので、意外ではあったものの、夜中に携帯で長電話したことを考えると、通話料ってなんて高いんだろうと思ってしまう。