絶好調!

最近は進路についてかなりスリリングな日々を過ごしている。
おそらく、僕自身のこの先については客観的には非常に悲観的なものなのだろう(主観では未だに楽観的だが)。
それでも『絶好調!』な部分がある。
筆記試験とかギャンブル運とかではなくて『爪』。

人の爪は一日に平均で0.1㍉伸びるらしい。
一ヶ月で3㍉。まぁ、そろそろ切ろうかと思う時期だろう。
『ある偉人』は一日に0.8㍉も伸びる時期があったそうだが、さすがにそんな筍みたいな伸び方はしない。
けれど、月に二回は間違いなく爪を切っている。
もともとあまり厚い爪ではないため、ちょっと伸びてから何かに引っかかると簡単にはがれそうになる。痛さ以上に、ありえないことが起きたところに居合わせてしまったような居心地の悪さに、しばらく身悶える。
さすがにそこまでマゾヒスティックでもないので、掌側から見て、指先から爪がはみ出して見えるようなら切るようにしている。
それが二週間に一度程度やってきている。

新陳代謝がいいからだろうけれど、僕の好みから言えば長く伸びるくらいならもっとしっかりした強い爪が欲しいと思う。缶のプルタブを簡単に起こせるような。
髪の毛にしたって、早く伸びて抜けやすいくらいなら、じっくりと抜けにくく生えてほしいというのが男一般の意見だろうし。

新陳代謝がいいというだけでも、なんとなくものごとがいい方向に進んでいるような気にもなってくる。きっと僕も絶好調!なのだと思う。

ついでに、手の爪を切ったときに足の爪を切ろうとするとあまり伸びていないことにも気付いた。
足の爪は月に一回も切れば十分。いや、二ヶ月に一回でも十分かもしれない。
夏場はサンダルが多かったから、靴で圧迫されて伸びにくいというわけでもなさそうだ。

足の爪が早く伸びたら、手の指以上にはがれやすそうでイヤだなぁ、と考えただけで恐ろしくなった。