ガソリンのニュース

ガソリンの値段が今日から30円近く上がったそうだ。

25円は暫定税率の復活によるもので、残りは吸収しきれていなかった原油高の影響をここぞとばかりに上乗せしているんだとか。

 別に車がないと生活できないわけでもなく、車所有者でもないから、この1 lあたり30円の値上がりが連休に来るまで出かけるのを控えさせたり、家計を深刻なまでに圧迫するようなものなのかは正直、よく分からない。自転車乗りで、かつ平和ボケしているからだと思うけど。

 30円の値上がりというとだいぶ大きいように思うけれども、それは前月比であって、3月から比べたら5円程度の値上がりと解釈できる。見過ごせない額かもしれないけれど、『30円も上がったから家計が苦しい』というのはだいぶ短期の視点だと思う。

 燃費が1 lあたり10 kmだとすれば、1 kmあたり0.5円の値上がりと換算して、1日往復100 kmの通勤をしていたら、1日50円、一ヶ月1000円の負担増。食料品の物価も上がって、確かに家計への影響は大きいだろうが、それによって廃業に追い込まれるとか、家計が成り立たなくなるというのは、少し大げさではないかと思う。

『たかが月1000円』と言ってしまうと、政府の代弁者みたいでイヤだし、政府は余計な混乱を産んでくれたものだと思うものの、今日のニュースなんかを見ていると、メディアが事をアンバランスに大きくしようとしているような印象を受けた。