3ヶ月ほど学部学生の生活をしている。
たいして忙しいわけじゃないはずだし、時間のない社会人に比べたらなんてうらやましい生活なんだ、なんて思われる生活だ。
日が高いうちに解放されるし、朝は10時からなんて日も多い。
だけど、たまに院生の生活がうらやましくなったりもする。
別に『ラクだから』という理由じゃない。
実験なんてしてたらいつになったら帰れるのかも分からないし、好まなくても休日返上なんて無意識のうちにやってたりもする。
場所によるとはいえ、朝行って夕方に帰ってくるようなところは稀だろう。
ただ、ひたすらに自分の関心のあることをやり続けるという生活がうらやましいと思う。
うらやましくても今は戻りたいとは思わないけど。
朝から晩まで。余計な事務作業はあっても、基本的に自分のテーマをひたすらに掘り下げていく。
必要なら勉強時間に充ててもいいし、じっくり実験に打ち込むのも基本的に自分次第なわけだし。
やってるときはあんまり思わなかったけど、そこにはものすごい量の時間を充てていて、何だってできていたはず。
ただ、それはほんとに関心があって、積極的に打ち込むことができるときに限るらしい。
仕方なくだらだらと一日が終わるのを待っているなら、それはそれとして何も得られない時間がただただ過ぎるだけ。
とりあえずマニュアル通りに手を動かしてればいい、というものじゃない。
そういう、時間の質に大きな差が出てくる生活だけど、ほんとに関心を持っている限り、自分で決めた予定によって自分が一歩一歩成長しているのが実感できるような生活なんだと思うと、うらやましく思えてくる。
今はカリキュラムに乗ってるだけの状態から脱却できてないし。
学部生のときとは違う意味で、有り余る時間をもっとうまく使えていたらな、と月並みに反省をしてしまいます。