先週くらいに東京がオリンピック招致に落選したというのがあった。
言われてみれば、『日本だから、できる。あたらしいオリンピック』みたいなのを見た気もする。
そのくらい候補地として活動していることを認知していなかったので、なんだか急な話だな、と。
新聞を見ても、リオテジャネイロとかマドリッドでは結構な割合で住民が積極的に招致しようとしているのに対して、東京は目立って積極賛成派が少なかった。
個人個人がどう思ってたのかは分からないけど、『またやるの?』という考えの人は多かったんじゃないか。
もちろん東京オリンピックの1964年なんて自分は生まれてないわけだけど、4年に1回しかないんだから、もうちょっと持ち回りでやってもいいんじゃないかと。
そう思って調べたら、2012年開催のロンドンって1948年に一度やっているので、64年ぶりの開催のよう。
イギリス国内に他にいい都市がなかったのかもしれないけど、他の国でもよかったんじゃないかな…。
そんな風に2順目を回すにはまだ早いんじゃないかと思って、兄とそんな話をした。
彼も東京の招致は疑問だったらしく、リオでいいだろうと予想してた。
そのときに『東京以外の都市ならまだ分かる』という話になって、じゃあどこだろう?と。
大阪というと発想が単純だけど、あんまり知名度のない都市でやるのもいかがなものか。
じゃあ、せめて博多くらいかな、という話だった。
京都は何となくオリンピックのイメージじゃないと思うし。
ところが予期せぬところから候補地があがってきた。
確かに、ヒロシマの知名度はドイツ人が普通に知ってるくらいだから、かなりのものだ。
オリンピックと平和のイメージはかなり結びつくものだと思うし、『あぁ、なるほどな』と思わされた。
『なんでまた東京なのか』という疑問に納得できなかった分、広島には分かりやすい意義を感じる。
都市の大きさからすると実現にはまだ問題があるだろうけど、長崎とどう連携するのかも含めて、やりようによっては十分実現しうるんじゃないかと期待しています。