麻原さんの死刑が決まったようです。地下鉄サリンって結構最近のイメージがあったけど、１９９５年だから１１年も前になるんですね。とすると、現在５１歳の麻原さんは当時４０歳だったことになる。
４０歳であれだけの組織を作って、カリスマ性を持ってそれを維持、拡大してきたってことを考えるとすごい人間だったのかなぁ、とも思えてきます。年齢的なものも含めて。
別に世間のように犯罪者のイメージをちゃんと持ってるけど、それとは別に彼の才能、それからそこに集まっていった人たちの心理ってどうだったんだろう、っていうジャーナリストがよく扱うあたりも少しだけ興味があります。
現実に嫌気が差して神秘的な感じのする世界に走った、っていう考え方もされるけれど、嫌気が差したときにそれを自分の方に引き込むことができたチカラっていうのはおそらく彼の中にあったんじゃないかと。今でこそ写真でみると怪しそうなおじさんだけど、そうじゃなく見せるものを持っていたからこそだったんじゃないかって。
結果的に好かれたり、尊敬されたり、高く評価されたりっていうのはあると思うけど、自分から能動的に働きかけて他人に好きになってもらう、尊敬してもらう、評価してもらう、信じ込ませるということは僕にはすごく難しく思えるから。これはもう、自己啓発しかないかなぁ…。
