ジャンクション

先日、友人が誕生日だったのでプレゼントを買い与えました。
『ジャンクション』の写真集です。
細胞間結合のタイトジャンクションとかではなくて、高速道路とかが分岐なり交差するところにあるあれです。

廃墟とか工場萌えとか、話題になったシリーズの一部だと思ったらいいのでしょうけど、作ってる方もまだ市民権を十分に得ていないことをちゃんと認識しているようで、だいぶビギナー向けに丁寧な説明が書かれているのが好印象でした。
全国ジャンクションマップとかジャンクションデートのスケジュールだとか。

ビギナーからすると、ジャンクションにさまざまな形があることにも特に気付かなかったわけで、航空写真で見る秀麗な幾何学模様が何通りも解説付きで載っているものだから、次にジャンクションを通るときは車内から『クローバー型』なのか『タービン型』なのか思いを馳せてみようかと思わされました。
結局、一種の回路なわけだから、上り線と下り線がぶつかり合うことがないように、かつ一つの路線からどの方面へも向かえるようにできているわけで、一見複雑に見えても、指でたどってみると理屈どおりなわけです。

渡す相手が相手なものだから、特に大外しはしないだろうと安心していたものの、渡すと予想通りそれなりに気に入った素振りを見せてくれました。
寝る前にニヤニヤしながら眺めていることでしょう。

プレゼントは相手の欲しいものを、というのも理に適っていると思うけれど、僕はサプライズとまでは行かなくとも、自分があげたいもの、相手は自分じゃきっと買わないであろうもの、というのを選びたいと思ってます。
ときにインパクトに欠けたとしても、ネタだけで終わるのはもったいないし。

JCTに付随する言葉として、『ランプ』がありますが、あれって灯りの『Lamp』ではなくて『Ramp』なんだそうですね。
勉強になりました。