親身に

小学生ながらにテストで0点を取るキャラクターがいる。

のび太くんあたりをを始めとして。

もちろん、『漫画の中だから』で済ますべきなんだろうけど、ちょっと考えると不思議な気がした。

高校や大学ならまだしも、小学校のテストが平均点が50点を下回ることは考えにくい。

そんなテストで0点を取るんだから、尋常じゃない。

そもそも、小学校の先生が児童に対して0点をつけるということが異常な気がする。

少しでも何か書いてあれば、それなりに点数をあげて、何とか0点を回避させるものだと思うのだが。

また、のび太の先生が『また0点か』と言ってお説教をするとき、

のび太以外に残される児童はいないことが多いから、

おそらくのび太だけが極端に点数が悪いと考えられる。

とすれば、先生の教え方が悪いというわけでもなさそう。

もちろん、障害児相手にあんな接し方をする先生はいないだろうから、

他の児童と同じ扱いをしながら説教をしているんだろう。

穿った見方をすれば、実はのび太の答案って白紙で、やる気がないんじゃないか、

とも思えるけど、あれは先生の教育方針なんじゃないかと思えてきた。

単純に、

『ダメでも甘やかさないで、あきれずにちゃんと相手をし続ける』

というポリシーみたいなものが。

のび太にとってはめんどくさいんだろうけど、あれが『親身になる』ってことなんじゃないかと。

怒り続けるのも難しい僕には、全く不足している部分だったなと今さらに反省しました。