衆院が解散になったのを見て、メディアで言われるように『勝てる内に選挙をしておく』という側面が強いのかなと思っている。
色々と政権へのダメージがあって、支持率も下がっていきそうだけど、今なら野党も準備ができていないし、とりあえず与党を続けられるくらいの集票はできそうだから、という具合の。
イギリスでは首相の一存だけでは議会の解散はできなくなったとニュースでやっていたけど、ごもっともで、大富豪が好きなタイミングで革命を起こせるみたいな権力者に有利なシステムになっていると思う。
ただ、争点が曖昧な選挙になる、と言われて、確かにその通りだと思うのは、野党側が方針の違いをしっかり打ち出せていないせいもあるのではと思う。
与党側が野党の政策に寄り添う形で決定的な違いを見えないようにして、方針に差がないのであれば実績のある方に票を、というのを狙っているようにも見え、実際にそれが効果的であるように思う。
個人的には政治家に品性とかは期待していなくて、多少裏で汚いことをやろうとも、それを目立たないようにして、表向きで国益に適うことをしていれば十分かと。イメージ戦略は重要とは言っても、別に学級委員を選ぶのとは違うのだから。
スキャンダルを追求する政治家もそれによって支持しなくなる有権者も、それは政治の重要なところではないように思う。
むしろそういうところばかりを目につくところに出して、政治への関心を下げようっていうのなら、それはそれで戦略として効果が出ているだろうが。
もっと政治に関心を持てるようになれば見方も変わるだろうか。