大学の図書館前を歩いていたら留学生だというふたり組に声をかけられました。『聖書読んだことありますか?』と。
『いや、いちおう神道なんで』
『え、シントー?なんですか、それ?』
『いや、Japanese tradional…神社とかのやつです。』
『あぁ、そうなんですか。じゃあ聖書とかは…?』
『残念ながら読まないですね。』
『そうですか、すいません。』
やりとりは以上です。別にさらりと引き下がってくれたし、迷惑な感じの低い布教活動だったんですが、納得いかないのは日本で布教活動するのに国の文化を知らないでやってるということです。
無神論者が多いと言うけれど日本には仏教や神道っていうキリスト教より早くからある宗教があって、印象としては信仰心の低い人でもなんとなく仏教徒とかの意識を持ってたりする。死んだら土葬しないで基本的に火葬だし。
それと、一般に『幸せを祈らせてください』とか宗教色が強くなるほど敬遠されがちなこととかも。それは知ってたからさわやかに声かけてきたのかな。
そもそも道端で声かけられて入信、改宗しちゃう人ってそんなにいるもんなのかな?なんでそんなことしてるのかとか営業成績とかちょっと聞いてみたかったけど、変な問答になったら勝てなさそうなので聞けませんでした。
話が戻るけれど、宗教色が濃くなると嫌がるくせに、神社とかお寺には好んで行くしお賽銭だってほとんどの人がちゃんと出す。お葬式にはお寺さんとか呼ぶわけだし。この辺がほとんど生活に融合した宗教の強みなのかもしれません。逆に宗教に対して構えた意識がないことが信仰しているということなのかもしれないけれど。