いつもは日経新聞を読んでいるものの、出先では朝日やら毎日なんかを買って読む機会がある。多様な見方をするためにも、２，３紙を読むことは意味がある、というけれど、さすがにコンスタントに読み続けられるほどの余裕はありません。
各紙の視点として、朝日は左翼だ、産経は右翼だ、みたいなことは聞く。当然、赤旗は共産党だし、、聖教は学会なわけで。
こういう思い込みのバイアスのかかったままそれぞれの新聞を読むと、『これだから…』、『どうせ…』みたいな否定的な目で見てしまうことになる。こんな目で読んだところで、情報を信頼することはできないだろうし、身になるとも思えない。笑い飛ばすのがオチかと。
逆に、何も知らずに完全に公正中立の視点で書かれていると思い込んで、これらの新聞を読んだとすれば、自分の標準とか思想にはそれなりに偏った影響が出ると思う。じゃあ、何をもって公正中立なんだ？というところはまた別として。
これに対して、『ひとつの視点として、こういう見方をしている』程度を念頭にしながら読めば、所謂多様な視点を理解することができるだろうし、変な思い込みも生じることはないだろう。それぞれの考え方の違いも浮き彫りにしていけるだろうし。
なんてことはない、先入観と前提条件なんていうものは程度の差こそあれ、同じようなものなんだと思うんです。
